インパクトドライバーの選び方

DIY、ウッドデッキ製作、大がかりな日曜大工や工作などに欠かせない電動工具がインパクトドライバーです。インパクトドライバーは電動ドリルドライバーと同様にトリガーを引くと先端にとりつけたビットが回転する電動工具です。主に先端にはドライバー形状のビットや穴を開けるドリルビットを付けて使用します。

インパクトドライバーの選び方

インパクトドライバー

インパクトドライバーは、見た目や使い方は電動ドリルドライバーとほぼ同じですが、回転方向に内臓ハンマーで衝撃(インパクト)を与えて、強烈に締め付ける(穴を開ける)仕組みになっています。そのため、電動ドライバードリルではねじ込む事が出来ないような長いビスもグイグイとねじ込む事ができます。

特にウッドデッキのDIY製作や、2×4材などでよく使用するコースレッドを締め付ける場合などは、インパクトドライバーは必需品です。また、電動ドリルドライバーと同様に、ネジを締めるドライバービットだけではなく、穴を開けるドリルビット、ボルトを締めるソケットレンチビットなど様々なアタッチメントを使用できますので、幅広く使用できる電動工具といえるでしょう。

強力なパワーで締め付けることが出来るインパクトドライバー

インパクトドライバー

インパクトドライバーの最大の特徴は、その強烈なパワーです。ウッドデッキ製作など長いビスを沢山打つ作業をはインパクトドライバーにしか出来ないでしょう。
締め込む力は、最大締付トルクの値を参考にしてください。最大締付トルクが120N・mもあれば、ウッドデッキ製作、大がかりな日曜大工などにも問題なく使用できます。さらに、素材と機種の能力にもよりますが、木材で10mm程度、金属で5mm 程度の穴あけも可能です。

インパクトドライバーはドライバードリルのような締め付けトルク調節機能(クラッチ機能)が付いていないので、柔らかい木材に穴を開けるなどの繊細な作業はやや苦手です。しかし、スイッチの引き加減で軸回転のスピードが調整できるので、慎重に作業すれば繊細な作業にも使用できます。

その他に、正転、逆転などの回転方向を切り替えるスイッチが付いていますので、ネジを抜く時やボルト・ナットをゆるめるときに使用できます。

インパクトドライバーの様々な用途

インパクトドライバーの6角軸専用のチャックは、外側の部分をスライドさせ、ロックを外すことで、ビットの脱着が簡単に出来ます。先端のチャックには、用途に応じてドリルやドライバー形状のビットを取り付けます。取り付けたビットに応じて、ドリルや電動ドライバーとして使用できます。
ホームセンターなどにも沢山の種類のビッドが売られていますので、目的にあったものを購入するようにしましょう。

ネジを締める

ドライバービット

ドライバービットを使用します。
先端がプラスドライバーの形状をしたビットです。マイナスや六角の形状をしたビットもあります。ホームセンターなどで様々な大きさがセットになったビットが販売されているので、購入しておくと良いでしょう。
ドライバービットはネネジの穴(+形状の溝の大きさ)に合わせて最適な大きさを選んで使用します。大きさが最適でないとネジの穴をなめてしまいます。またビットは消耗品です。傷んできたら早めに交換しましょう。

ビット先端パーツ>

穴を開ける

ドリルビット

ドリルットを使用します。
ドリルビットには、金属用、パール用、木工用などがあり、さらに長さ、太さ、硬度、ビットの先端の形状などが違う種類があります。加工する物に合わせて最適なドリルを選びましょう。

ボルトを締める

ボックスレンチビット

ボックスレンチビットを使用します。
ボックスレンチビットを使用することでボルトやナットの締め付け、取り外しにも利用できます。しかし、締め付けトルクの調節が出来ないので、ネジ・ボルトの締めすぎには注意してください。大きなボルト・ナット(自動車のホイールの固定しているナットなど)に使用するには、高価な高トルクのインパクトドライバーが必要です。

電動ドリルドライバーとの違い?

電動ドリルドライバー

インパクトドライバーと電動ドリルドライバーは形状や操作方法がほとんど同じです。
最大の違いは、電動ドリルドライバーはクラッチが内蔵されており、ある一定のトルクに達すると、モーターは回り続けるものの、その動力はビットに伝わらない状態になるので、組み立て家具の組立や、やわらかい木材のネジ締めなど繊細なに向いています。ただしウッドデッキの製作や長ビス(コーススレッド)を締め付けるには、パワー不足です。

反対に、インパクトドライバーは一定トルク以上でビットに回転方向の衝撃を加えることでビスを強力に締め付ける機構になっていますので、電動ドライバードリルでは、ねじ込む事が出来ない長いビスもグイグイとねじ込む事ができます。ただしドライバードリルのような締め付けトルク調節機能(クラッチ機能)が付いていないので、柔らかい木材に穴を開けるなどの繊細な作業はやや苦手です。

電動ドリルドライバーについて詳細はこちら>

充電式とAC電源(コード)式

充電式インパクトドライバー

ウッドデッキ製作や大がかりな日曜大工など屋外などで使用されることが多いことを考えると、充電式のインパクトドライバーがお薦めです。
当たり前ですが、作業途中でバッテリーが切れてしまうと作業がストップしてしまいますので、最初から予備バッテリーも購入されることをお薦めします。

電動ドライバーの充電式とコード式の選び方>

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